イヤーカフは歴史のあるアクセサリー!気になる起源について解説
近年日本で流行り始めたイヤーカフ。実は皆様が想像するよりも遥か昔から存在しているかなり歴史あるアクセサリーであることをご存じの方は少ないのではないでしょうか。ここではそんなイヤーカフの起源についてご紹介します。
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目次
イヤーカフは歴史あるアクセサリー
そもそもアクセサリーの起源は古代エジプト時代まで遡ります。その当時は今のように身に付けるものではなく、人の体に直接模様を書き装飾をしていました。その後、植物や貝殻、獣の骨や皮などを使ってアクセサリーを作り、それを身に付けるようになったそうです。アクセサリーを身に付けるのは着飾るためではなく、自分の身分やお守りなどを意味していたそうですが、次第に着飾るものへ変化していきました。では、イヤーカフにはどのような歴史があるのでしょうか。
紀元前2000年から登場している
イヤーカフが誕生したのは紀元前2000年のギリシャだと言われています。名前はイヤーカフではなく「カッファ」という名称でした。その頃のイヤーカフは耳に挟んでつけるものではなく、耳の根元に引っかけて付けるタイプだったそうです。
18世紀にヨーロッパで流行した
18世紀になると貴金属や宝石を付けたイヤーカフを身に付けるようになります。それは自分の富を示すアイテムとして使われるようになったためです。当時描かれた絵にもイヤーカフを身に付けた女性がおり、それは当時多くの貴族によってカッファと呼ばれたアクセサリーが流行していたことを示しています。
20世紀には今の形になった
20世紀になるとアメリカに移住したフランス人のジュエラーによって、耳に引っかけて耳たぶにクリップで留める「イヤライト」というアクセサリーが誕生します。当時有名な女優であったマリリン・モンローが身に付けるなど、このイヤライトは多くの女性の間で大流行しました。1970年代には現在のように耳に挟んで付けるイヤーカフが誕生しました。
1980年代にはイヤーカフは有名なファッションデザイナーに起用され、1990年代にはシンプルなデザインやさまざまなモチーフが使われたイヤーカフが流行し始めます。しかし、当時日本で流行していたのはピアスであり、イヤーカフが流行することはありませんでした。
日本でイヤーカフが確認されたのは縄文時代
日本でのイヤーカフの歴史も古く、なんと縄文時代まで遡ります。この頃のイヤーカフはけつじょう耳飾りや耳栓(じせん)といったタイプのものでしたが、この文化は弥生時代に衰退してしまいます。古墳時代になり金属でアクセサリーを作るようになり、再び耳の装飾具が作られるようになります。しかし、耳の装飾具は再び衰退し、明治時代まで使われることはなかったそうです。
ピアスの登場で衰退してしまう
1980年代、日本での耳のアクセサリーはピアスが一般的でした。耳のアクセサリーとしてイヤリングやイヤーカフは存在していましたが、ピアスの方が人気が高かったため、イヤーカフを見かけることはほとんどなかったのです。
2015年に広がり始めた
イヤーカフが広まり始めたのは2015年頃になってからです。ピアスを付けるには耳に穴を空ける必要がありますが、それに抵抗があった方たちによって受け入れられるようになりました。現在では色々なデザインのイヤーカフが販売され、次第にイヤーカフの人気は高くなっていったのです。
イヤーカフは今では人気のアクセサリー
近年はコロナウイルスの流行により皆がマスクをつけるようになりました。マスクを付けたときには、イヤリングやピアスよりもイヤーカフの方が相性がよい、と感じる方が増え、現在のイヤーカフブームが起きたようです。今までイヤーカフを身に付けたことがない方もこの機会に一度イヤーカフを試してみてはいかがでしょうか。
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